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甲賀三郎
「甲賀三郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
甲賀三郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「赤外線男」より 著者:海野十三
、人間の眼に感じないとされているだけに、秘密の用をつとめるとて、重宝されている。
甲賀三郎氏の探偵小説に「妖光殺人事件」というのがあるが、それに赤外線を用いた殺人....
「江戸川乱歩氏に対する私の感想」より 著者:夢野久作
慄の美」が日本にもう一つ存在する事を知ったのは、たしかに、それから後の事でした。
甲賀三郎氏の「従弟の死」を読んで、純日本式の「良心の遊戯のモノスゴサ」がズンズン....
「甲賀三郎氏に答う」より 著者:夢野久作
ぷろふいる誌、九月号所載、
甲賀三郎氏の「探偵小説講話」末尾に於て、特に私が文芸通信誌上に書いた「探偵小説の....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
史の『バストランド』十五章)。ただし貪欲でも悪人でもなくて蛇になった話もあって、
甲賀三郎は、高懸山の鬼王とか、蛇に化けた山神を殺したとか(『若狭郡県志』二、『郷....
「推理小説論」より 著者:坂口安吾
た。小栗虫太郎などはヴァン・ダインの一番悪い部分の模倣に専一であって、浜尾四郎や
甲賀三郎の作品も、謎解きをゲームとして争う場合の推理やトリックの確実さがない。終....
「赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
。 曾て内地から大連へやって来、この遊覧道路から大連市を見下ろした探偵小説家の
甲賀三郎くんが、(僕の友人だ)大連市のことを「アラビアンナイトに出て来る幻の都会....
「「陰獣」その他」より 著者:平林初之輔
峻烈に行われているべきであったのだ。たとえば江戸川氏や氏と作風を対蹠的に異にする
甲賀三郎氏のごときは、互いにもっと不遠慮に自己の主張を主張しあって、作品において....
「甲賀三郎『琥珀のパイプ』序」より 著者:平林初之輔
錦上枯木を添ふるの不風流をあえてした。「枯木も山の賑い」とならば幸甚である。 (
甲賀三郎『琥珀のパイプ』春陽堂、一九二六年六月、所収)....
「探偵小説壇の諸傾向」より 著者:平林初之輔
と映ずるに相違ない。 ビーストンを読んでペンが萎縮《いしゅく》する人は、ひとり
甲賀三郎氏ばかりでなく、これは、多少発達した感性《センシビリティ》をもった(少な....
「昭和四年の文壇の概観」より 著者:平林初之輔
代』等の従来純文芸小説ばかりを掲載していた高級雑誌に進出し、『東京朝日新聞』は、
甲賀三郎の「幽霊犯人」を講談にかえて夕刊紙上に連載するようになり、時期を同じうし....
「「黒死館殺人事件」序」より 著者:甲賀三郎
君と共に、私はそれを楽しみにしている。 昭和十年三月尽日 堂島河畔の旅舎にて
甲賀三郎....
「探偵小説思い出話」より 著者:山本禾太郎
された。江戸川乱歩氏が大変に私の作を支持して下さって相当の高点を与えて下さったが
甲賀三郎氏がずいぶんシンラツで選者中一等点が辛かったと記憶している。甲賀氏と云え....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
、薩摩の甑島という離れ島などにも、この夜の月が三体に分れて出たという口碑がある。
甲賀三郎の物語などと近く、三人ある兄弟の末の弟が兄に憎まれて、地の底へ押し堕され....
「随筆銭形平次」より 著者:野村胡堂
な頭で探偵小説を書こうなどとは言語道断である。小酒井不木氏を始めとして、今は亡き
甲賀三郎氏、大いに活躍している木々、大下、海野の諸氏にしても皆科学者であるという....