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「申し込み〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

申し込みの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旅なかま」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
でていったあとで、存分に泣けるからな。」 お姫さまのところへ、あたらしい結婚の申し込み手がやって来たことを、もうさっそく町じゅうの人たちが知っていました。それ....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
を百倍にして返してくれたのです。この地の若い貴公子や十法官からも華ばなしい結婚の申し込みがありましたが、それはみな失敗に終わりました。フォスカリ家(ヴェニスの総....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
こかに一つ空きができて、私がそこへ出かけようとしても、その幽霊には俺がなるという申し込みがたくさんあって困るのです」 「そういうことになっているとは知らなかった....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
は因幡の奥方お蘭の里方《さとかた》で、ここからも内密に頼んで来ている。殊に菅野の申し込みは手きびしい。万一それがために浅井の屋敷に瑕《きず》が付いても構わない。....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
「そんなわけで、男はよし、身上はよし、年頃ではあり、これまでに二、三度も縁談の申し込みがあったそうですが、やっぱり縁遠いというのか、いつも中途で毀れてしまって....
勧善懲悪」より 著者:織田作之助
てか、大阪、京都、神戸をはじめ、東は水戸から西は鹿児島まで、ざっと三十人ばかりの申し込みがあった。なけなしの金をはたいたのか、無理算段したのかいずれにしてもあま....
奇巌城」より 著者:菊池寛
ょうど一年前ある一人の男が、伯爵のところへ尋ねてきて、あの名画を写させて下さいと申し込みました。伯爵が許されたので、その男は早速それから五ヶ月も毎日この客間に来....
剣侠」より 著者:国枝史郎
のため秋山要介という、一大剣豪が現われて、師弟のつながりを縁にして、自分に試合を申し込み、その勝敗で二人の博徒の、勢力争いを解決しようなどと、そのような事件が起....
名人地獄」より 著者:国枝史郎
に上陸し、鬨の声をあげておびやかしたり、さらにある時は使者をもって、無理に会見を申し込みながら、先方が承知して待ち構えているのに、わざと行かずにじらしたりして、....
八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
蔵に比べては劣るであろう。もう一年、もう二年、練磨に練磨を積んだ上、松崎に試合を申し込み、清左衛門めを打ち据えてくれよう」 仮想の敵があるために、彼の技倆は一....
青春の息の痕」より 著者:倉田百三
して仕事の大切なこと、心の安静の貴重なことを諭しました。しかるに彼女は私に結婚を申し込みました。私は肺のことも考えねばならず、収入のこと、使命のことなど考えれば....
幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
是なる根西夫人と浦原嬢とに逢いました時に、浦原嬢に心を寄せ、其ののち幾度も縁談を申し込みました、所が此の三日前になり嬢は漸く承諾の意を述べて呉れましたから、私は....
」より 著者:ゴーゴリニコライ
、御存じのとおり、全く反対の考えでございました。それ故、只今あなた様から正式にお申し込み下さいますれば、すぐにも娘は差しあげるつもりでおります。それこそ、常々わ....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
であるという見識を示して、堂々その禁を破り、堂々と官職姓名を名のって主人に面会を申し込みました。 ところが――当然会わねばならないはずのものが会ってくれない!....
泡盛物語」より 著者:佐藤垢石
前の立派な掃除屋さんになっていた。ある日、花柳界の真ん中にある銭湯屋から溝掃除の申し込みがあった。これは、難工事であるというので、あば辰と樺太と私と三人で出かけ....