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「男根〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

男根の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
る浄行童女善比丘尼を犯し破戒せしめた者、死して大焦熱大地獄に堕《お》ちる。臨終に男根縮んで糞門に入り、大苦悩し、最後に他世相《あのよのそう》を見る。たとえば悪色....
十二支考」より 著者:南方熊楠
の経水|拭《ふ》いた布切《ぬのぎれ》、オーグスブールとトレーヴにベルテレミ尊者の男根、それからグズール女尊者の体はブルッセルに、女根と腿《もも》はオーグスブール....
十二支考」より 著者:南方熊楠
これを以てアマゾン河辺のある土人は、水に入る時|椰子殻《やしがら》に細孔を開けて男根に冒《かぶ》せる。また仏領コンゴーの土人は、最初男色を小蛇が人を嚥《の》むに....
十二支考」より 著者:南方熊楠
イタリアの稗官《はいかん》どもが争うて残酷極まる殺人を描くに力《つと》め、姦夫の男根を姦婦の頸に繋いだとか、羮《しる》にして飲ませたとか書き立てたるを評して残酷....
無題(九)」より 著者:宮本百合子
金金と云って、娘とくうのはたのしみ ○妹よろしくたかる ○弟 長男根性 ○よめ ○自分、 ○ゴーリキイの伝をかいて居て自分の感じたことは....
日輪」より 著者:横光利一
ながら、二人を目がけて柏の葉を投げた。白洲の中央では、王妃のかけた真澄鏡が、石の男根に吊り下がった幣の下で、松明の焔を映して朱の満月のように輝いた。その後の四段....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
十一 やがて、下から登って来た子供の一大隊を見ると、真中に隊長が一人、大きな男根《だんこん》の形をしたこしらえ物を、紅《べに》がらの粉で真赤に染めたのを中に....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
とだが、猿田彦命ならば、それは神代史に儼存の人であるに相違ない。それがこの露骨な男根と何の関係があるのか、これは柳田国男氏にでも聞かなければよくわからないものだ....
諸国の玩具」より 著者:淡島寒月
頃随分面白い遊びをやったもので、山門で茶の湯をやったり、志道軒の持っていた木製の男根が伝っていたものですから、志道軒のやったように、辻講釈をやろうなどの議があっ....
絶景万国博覧会」より 著者:小栗虫太郎
に房々としていて、鼻筋も未だに生々しい張りを見せている。が、その偏平な形は、所謂男根形と呼ばれるものであって、全くそこだけにはお筆の業そのもののような生気がとど....
艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
かりました金色のが」 と、ヌーッと差し出したのは、世にも大きな金ピカの張り子の男根! 当時、花柳界では客を招くといって、縁起に張り子の男根を神棚に飾ったもの....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ど、狂うほど、また悲しむほど、女の美が増すのを知って待つかのような、彼のいわゆる男根性なのだった。 そこの物音は、すぐ止んだ。と共に、灯も消えている。 おそ....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
色にぎらぎらした、どんな油絵具でも、あの強烈な光は出せなそうに思えた。それに犬の男根のような若芽の護謨苗や、浅緑の三尺バナナや、青くて柔かな豆の葉や、深い緑のト....