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男臭い
「男臭い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
男臭いの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旧主人」より 著者:島崎藤村
む》せる位。がらりと障子を開けて、御客様の蒲団《ふとん》や、掻巻《かいまき》や、
男臭い御|寝衣《ねまき》などを縁へ乾しました。 御独《おひとり》になると、奥様....
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
、束髪の利害、さては男女交際の得失などを論ずるように成ると、不思議や今まで文三を
男臭いとも思わず太平楽を並べ大風呂敷を拡《ひろ》げていたお勢が、文三の前では何時....
「食慾」より 著者:豊島与志雄
私がぼんやり感じますところでは、男の人で三十年配の独身者は、大抵、何かしらひどく
男臭いもので、それを消すために多少香水を使ったとて、いけないわけはありませんでし....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
し、本当に、妾を想っているらしい。でも、妾は、心から嫌いなのだから――堪らない、
男臭い臭、下品な物のいい方、卑しい眼付――)
と、思った時
「喜平、駕がある。....