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「画用紙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

画用紙の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
デ絵ヲカイテミタカッタノデスガ、ツイカケナカッタノデス。 コトシノ七月カラ始メテ画用紙ヲトジテ画帖ヲ作リ、鉛筆デ(モノ)ニ向カッテミマシタ。シカシ労働ニ害サレタ....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
れても、腹がへっていて押しかえす力がないという。きょう枝元老人から手紙が来て(企画用紙送り来る)「この用紙を届けに行くべきながら、お粥腹で歩けないので、郵便にし....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
た。ことに刺繍は小学校にいました時から好きで、夕方暗くなりましても縁側に出て、図画用紙にお寺の襖の絵を写して来たのを木綿の糸屑で縫っている位で御座いましたから、....
ドン・バス炭坑区の「労働宮」」より 著者:宮本百合子
稽な色紙の切抜きをはりつけてでも、新聞からの切抜きを利用してでも、ごく自由に大判画用紙一枚ぐらいにまとめて、そのままピンで職場の壁にはりつけ、皆で読む。 ゴル....
めでたき風景」より 著者:小出楢重
そんなに嫌いな蜘蛛をば種に使って私は子供の時分、よく大人を欺したことがある。私は画用紙へその大蜘蛛の姿を墨で描いて、鋏で切り抜くのであった。切り抜いてみると、自....
ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
いう少年であった、柳は黒い制服をきちんと着て肩に草色の雑嚢をかけ、手に長くまいた画用紙を持っていた。かれはいかなるときでもチビ公にあうとこう声をかける、かれは小....
白い壁」より 著者:本庄陸男
れとは訳がちがいまさあ、なあ先生様そういうものでがしょう? やれ着物が汚ないの、画用紙が買えなかったのと、そいでもって落第くらったんじゃあまったくたまんねえでが....
ゴッホについて」より 著者:三好十郎
でも肉親の愛に飢えていた。絵は前述の通り何よりも好きであったが、その水彩画を描く画用紙や絵具が完全にそろっていたということはめったになかった。それでいながら私の....