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「画譜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

画譜の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
くて回顧する能《あた》わず直行する故なりとある、これも事実らしい。ウットの『博物画譜《イラストレイテット・ナチュラル・ヒストリー》』に虎道傍にあって餌獣の至るを....
十二支考」より 著者:南方熊楠
妙なり、その爪と見ゆるは実は蹄《ひづめ》で甚だ犀《さい》の蹄に近い(ウッド『博物画譜《イラストレーテッド・ナチュラル・ヒストリー》』巻一)。却説《さて》兎と熟兎....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
ァの空瓶が忽一ぱいになった。 (明治四十四年 八月二十二日) 暁斎画譜 重田さんが立寄った。重田さんは隣字の人で、気が少し変なのである。躁暴狂....
十二支考」より 著者:南方熊楠
能わざるべきを予想し、実行したるは愚者も千慮の二得というべし。 ウッドの『博物画譜』にいわく、パッフ・アッダーに咬まれたのに利く薬|聢《たし》かに知れず。南ア....
十二支考」より 著者:南方熊楠
『|開化の暁《ゼ・ドーン・オヴ・シヴィリゼーション》』英訳七六九頁、ウッド『博物画譜《イラストレーテッド・ナチュラル・ヒストリー》』巻一)。『史記』の匈奴列伝に....
十二支考」より 著者:南方熊楠
びりょう》やや人に近く、諸猴に優《すぐ》れて相好《そうごう》美し(ウットの『博物画譜』一)。この猴の大群昔その王ハヌマンに従い神軍に大功ありしとて、ハヌマン猴の....
十二支考」より 著者:南方熊楠
れを避くる由(フンボルトの『旅行自談』ボーンス文庫本二巻二六九頁、ウッドの『動物画譜』巻一)。 『淵鑑類函』四三六に服虔曰く、猪性触れ突く、人、故に猪突|※勇《....
流線間諜」より 著者:海野十三
か千花というか凡そありとあらゆる美しい花がべた一面に描き散らしてあった。 万花画譜! 密偵の巣窟に、この似つかわしからぬ図柄は一体どんな秘密を蔵しているのであ....
東上記」より 著者:寺田寅彦
ばに水洟すゝりながら孫|玄孫への語り草なるべし。 このあたりの景色|北斎が道中画譜をそのままなり。興津を過ぐる頃は雨となりたれば富士も三保も見えず、真青なる海....
北斎と幽霊」より 著者:国枝史郎
百景」「狐の嫁入り」「百人一首絵物語」「北斎漫画」「朝鮮征伐」「庭訓往来」「北斎画譜」――いずれも充分芸術的でそうして非常に独創的であった。 彼は有名にはなっ....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
レンだと気づかなかった迂濶さにはじつに驚くのほかはない。例えば『秘伝花鏡』『八種画譜』の図を見ただけでもそれが直ぐに判かるのではないか。 それでは木蘭とはどん....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
ます。松山を御出立の前夜湊町の向井へおともして買っていただいた呉春と応挙と常信の画譜は今でも持っておりますが、あのお離れではじめて知った雑誌の名が『帝国文学』で....
落日の荘厳に似る」より 著者:吉川英治
屋にはゆかないぞ、ときめてね』と、それを生涯通したらしい。こういう一徹一念は大観画譜の初期から晩節までをぴいんと曲折なくつらぬいているものである。 稀れには私....