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畝傍山
「畝傍山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
畝傍山の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死者の書」より 著者:折口信夫
伏せたように見える遠い小山は、耳無の山であった。其右に高くつっ立っている深緑は、
畝傍山。更に遠く日を受けてきらつく水面は、埴安の池ではなかろうか。其東に平たくて....
「大和路・信濃路」より 著者:堀辰雄
しそうな空合いでしたが、最後の日なので、おもいきって飛鳥ゆきを決行しました。が、
畝傍山《うねびやま》のふもとまで来たら、急に日がさしてきて、きのうのように気もち....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
ある。遠く南の方には三輪山、多武の峯、吉野連山から金剛山へと続き、薄い霞のなかに
畝傍山・香久山も浮いて見える。東には三笠山の連山と春日の森、西には小高い丘陵が重....
「古事記」より 著者:太安万侶
ら雲が立ち起つて、 畝傍《うねび》山の樹の葉が騷いでいる。 風が吹き出しますよ。
畝傍山は晝は雲が動き、 夕暮になれば風が吹き出そうとして 樹の葉が騷いでいる。 ....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
とを、もう千年も前の人がいい伝えておりました。 大和では天香久山と耳成山とが、
畝傍山のために喧嘩をした話が、古い奈良朝の頃の歌に残っております。それとよく似た....
「エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
同じく、もと夙の名があっても、その職業からエタ仲間になったものであろう。 大和
畝傍山麓の洞村の如きも、もと陵戸か守戸かであったと思われるが、後世の地図には「穢....