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略服
「略服〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
略服の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鼻」より 著者:ゴーゴリニコライ
なたとの間に何ら密接な関係のあるべきいわれがありません。お召しになっている、その
略服のボタンから拝察すれば、大審院か、あるいは、少なくとも司法機関にお勤めのはず....
「余興」より 著者:森鴎外
玄関で二三人の客と落ち合った。白のジャケツやら湯帷子の上に絽の羽織やら、いずれも
略服で、それが皆|識らぬ顔である。下足札を受け取って上がって、麦藁帽子を預けて、....
「源氏物語」より 著者:紫式部
だいたものなのだから」 と独言を言いその座敷の前へ行ってみた。美しい姿の童女が
略服になって、二、三人縁側へ出ていたが、薫を見て晴れがましいというように中へ隠れ....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
瀑布の霧にうつれる虹を見たが、このとき虹の円形の全体をつけて訪ねて来て、デビーの
略服にかえって驚かされた。 コモ湖を過ぎてゼネバに来り、しばらくここに滞在した....