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略章
「略章〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「播州平野」より 著者:宮本百合子
る軍服の上着に肩章も襟章も、もがれてついていなかったことが思い出された。上着には
略章のいろいろな色だけがつけられていた。剣も吊っていない。丸腰で入って来た。先着....
「バルザックの寝巻姿」より 著者:吉行エイスケ
履物の音を立てたのです。妾は案内された部屋に、レジオン・ド・ヌウルの勲一等の赤い
略章をつけた肥大した肉体の恰好の好い一人の老人を見出すのでした。銀で染めた髪と、....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
麻塩の太い口髯だけ厳めしそうに延ばして、きたない背広のぼろ服の胸に青だの赤だのの
略章の勲章を七、八つならべていた。細君もきたない風の、やはり品も何もない顔の、お....