番外[語句情報] » 番外

「番外〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

番外の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ルルとミミ」より 著者:とだけん
して、真珠の屋根が林のようにいくらもいくらも並んでおりました。 ミミは、その一番外側の、一番大きな御門の処まで来ますと、花の鎖を放して中へ這入って行きました。....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
きい遊星が一番内側に来るわけであるが、デカルトの考えだと最大質量を有する遊星が一番外側に来ることになるのである。 この二人の考えは、いずれも、いくらかはあたっ....
怪星ガン」より 著者:海野十三
「それでは、どこがいいでしょうね」 「そうだ。ずんずん上へあがって、この国の一番外側へでて見たいね。さあ、そこへつれていってくれたまえ」 「うーん。それは……....
ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
の右側に冥王星も見えます。冥王星は太陽系の九つの大きな遊星《ゆうせい》のうち、一番外側にある星です。どうですか、東助君、ヒトミさん。こうして太陽系を見わたした感....
爆薬の花籠」より 著者:海野十三
」 「すると、君の予想は、見事にはずれた」 「いいえ、はずれてはいません。今のは番外です。他の工場は、どこもみんな、林のように静まりかえっています」 「なるほど....
地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
ちがった輪の上に飛行機の胴をねらうのだ。飛行機はその中心の円に向うようにしろ。一番外の輪が、時速六百キロ、次は五百、次は四百という風に、中心へ来るほど、時速が少....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
です」 「聴音隊はその内側に並べてあるが、これも東京を三重四重に包囲している。一番外側の聴音隊は、北から西へ廻って云ってみると、埼玉県の粕壁、川越、東京府へ入っ....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
が切々と溢れ出ていて、ジェネヴァに本部のある万国動物愛護会が特にこの一節の抜粋を番外週報として一般に配布したくらいである。ヴィクトル・アリ氏は来月中旬の鳩撃ち選....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
の河野|敏鎌《とがま》氏で、議案はおもに内務省、大蔵省から出して両者の大書記官が番外員として説明に当った。そこで岩村県令もこの会に加わるために上京せらるる事とな....
二都物語」より 著者:佐々木直次郎
非現実性という癩患がモンセーニュールに伺候するあらゆる人間を醜くしていた。一番外の方の室には、世の中の事態が幾分悪化しつつあるという漠然たる不安を数年前から....
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
湖上の水は巨大な渦巻を形造って湖心を中心にして廻っている。私達の船はその渦巻の一番外側の輪の中にあった。船はその輪の水勢に連れて湖岸に添うて走って行く。 船が....
日本の水を濁らすな」より 著者:坂口安吾
まわして千五百にださなかったね。マーシャルは濠州人で、日米競泳の点数に関係しない番外の人物だ。日本の選手はマーシャルに負けてもアメリカに勝てばいいし、そのために....
審判」より 著者:カフカフランツ
ずに起き上がり、邪魔にはいる人間なんかに眼もくれずにあなたのところへ行き、今朝は番外に台所ででも朝飯を食べ、着物はあなたに私の部屋から持ってきていただいたなら、....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
ますと彼らは忙しげにテントを片付けて居る。それから私はそのテントを片付けて居る一番外れの四、五軒目位の所に参りますと、例の七、八疋の猛犬が吠立てながら私のぐるり....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
城胎宮(疑いを持ちつつ念仏するものの生れる極楽浄土の辺地)といって極楽圏に対して番外当選ぐらいのところまでは行けることに、浄土教の祖師たちは説明されていますもの....