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番組
「番組〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
番組の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「野呂松人形」より 著者:芥川竜之介
》が使うのだから。」
Kは、それから、いろいろ、野呂松人形の話をした。何でも、
番組の数は、皆で七十何番とかあって、それに使う人形が二十幾つとかあると云うような....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
。 浚いは朝の四ツ時(午前十時)から始まったが、自分にも弟子が多く、したがって
番組が多いので、とても昼のうちには踊り尽くせまいと思われた。師匠も無論その覚悟で....
「三角形の恐怖」より 著者:海野十三
ました。と早や私の身体を前に押し出すようにして私の前に躍進したのは、近所の寄席の
番組がわりでも触れて歩くらしい広告屋の爺さんで、背中には赤インキで染めたビラを負....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
昼の部は忠信の道行、躄の仇討、鳥辺山心中、夜の部は信長記、浪華の春雨、双面という
番組も大きく貼り出してある。 左団次一座が麻布の劇場に出勤するのは今度が初めで....
「海底都市」より 著者:海野十三
は「火星人の引越しさわぎ」そして第三は「クレオパトラの蒸留《じょうりゅう》」と、
番組に出ていた。今、舞台は「火星人の引越しさわぎ」が演ぜられていて、陽気な笑いが....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
ス道具を手に入れ、ついでに、天井の高い天幕も、借りちまうか、これなら、ごうせいな
番組となって、お客は、またうんとふえるにちがいない」 と、楽屋の草原の上に、あ....
「木の子説法」より 著者:泉鏡花
た処らしゅうございますから。」 すぐ角を曲るように、樹の枝も指せば、おぼろげな
番組の末に箭の標示がしてあった。古典な能の狂言も、社会に、尖端の簇を飛ばすらしい....
「歌行灯」より 著者:泉鏡花
郎、すなわちこれ。 この二人は、侯爵津の守が、参宮の、仮の館に催された、一調の
番組を勤め済まして、あとを膝栗毛で帰る途中であった。 二十一 さ....
「幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
ど、うわおいぐつは、それなり病院にのこっていました。 四 一大事 朗読会の
番組 世にもめずらしい旅 コペンハーゲンに生まれたものなら、たれでもその町のフ....
「神経」より 著者:織田作之助
映しているのは、「千日堂」の向いの常盤座であった。上町に住んでいた私は、常盤座の
番組の変り目の日が来ると、そわそわと源聖寺坂を降りて、西横堀川に架った末広橋を渡....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
が出て、三が出て、六が出て、ポンと欄干から大川へ流れたのを、橋向うへ引揚げる時五
番組の消防夫が見た事と。 及び軍鶏も、その柳屋の母娘も、その後行方の知れない事....
「十番雑記」より 著者:岡本綺堂
『躄の仇討』、『鳥辺山心中』、夜の部は『信長記』、『浪花の春雨』、『双面』という
番組も大きく貼り出してある。左団次一座が麻布の劇場に出勤するのは今度が始めである....
「最初の苦悩」より 著者:カフカフランツ
生きかたからはまわりの生活にとってとくに困難なことは起こらなかった。ただ、ほかの
番組が行われるあいだは、彼が姿を隠すことができないので上にとどまっているというこ....
「断食芸人」より 著者:カフカフランツ
断食芸人はほんとうの事情を見抜く眼を失ってしまったわけではなく、檻つきの彼を主要
番組としてサーカスの舞台のまんなかには置かずに、外の動物小屋に近い、ともかく人の....
「梟の眼」より 著者:大倉燁子
とスマートな社交振りとは西洋人の気に入り、殊に若い女達の間には大もてだった。忽ち
番組のカードは予約で一杯になった。 噎せかえるような強い香水、甘たるい皮膚の香....