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番結
「番結〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
番結の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鮪を食う話」より 著者:北大路魯山人
ある――ということになっている。 私の経験においても、この宮古ものがまったく一
番結構である。このまぐろはずいぶん大きく、一尾五、六十貫から百貫近くあって、立派....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
、美しい盃で、なるたけ立派にわたくしが
御殿の食卓を装飾いたしますが、
しかし一
番結構なお杯は御用に取って置きましょう。
それは透き徹ったヴェネチアの玻璃で、
....
「楢重雑筆」より 著者:小出楢重
過ぎたりして都合よく行かないのでありますけれども、とにかく今までやって見た中で一
番結果のよいと思れる方法を述べたいと思います。即ち私のガラス絵描法というのは決し....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
失せませんから横柄に、 丈「ヤイ人足待て、怪しからん奴だ、旦那さまに相済まん、一
番結構なお瓢箪へ長持を打っ付けやアがッて、毀しちまって、不埓至極の奴だ、気を付け....
「明暗」より 著者:夏目漱石
っちが困るんです。判ったようでまた判らないようなのが、ちょうど持って来いという一
番結構な頃合《ころあい》なんですからね。そこで私の鑑定から云うと、今の延子さんは....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
は双方の味がよく浸《しみ》て大層美味くなります。南瓜は西洋料理のパイにしたのが一
番結構ですがパイの皮を作る事が面倒ですからちょいと田舎なんぞでは出来ませんけれど....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
てから二時間ほど煮て野菜を加えてまた一時間煮ます。シチュウには上等の羊の肩肉が一
番結構です」と相も変らず料理談。 ○鰹の煮取りは一名煎じという。鰹節を湯煮たる....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
柿の甘味が交ってどんなに美味《おいしゅ》うございましょう。柿のお料理ではこれが一
番結構のように思います」妻君「そうでございますかね、さぞ大原さんがお悦《よろこ》....