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異常性格
「異常性格〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
異常性格の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ニイチェに就いての雑感」より 著者:萩原朔太郎
た人間である。僕がポオやドストイェフスキイに牽引されるのも、つまりは彼等の中に、
異常性格者的なデカダンスがあるために外ならない。僕のやうな人間が、もし自然のまま....
「昭和の十四年間」より 著者:宮本百合子
にも時代的な所産であった。作品の中で人間性の濃度を高めるためにこの作者は意企的に
異常性格を持った嘉門とその妻松子、娘息子をとり来って、殆どグロテスクな転落の絵図....
「フシギな女」より 著者:坂口安吾
身は決して犯罪者のタイプではない。いくらでもザラにあるタイプだね。 私は山口を
異常性格とは見ないのである。山口の本質はオールマイティを失うまいとする不安と、自....