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「異称〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

異称の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
十七年六月十二日には第五師団の混成旅団が仁川に上陸する。こうなると、鶏林(朝鮮の異称)の風雲おだやかならずと云うので、東京大阪の新聞社からも記者を派遣することに....
近時政論考」より 著者:陸羯南
、この対語は国家と個人との関係を意味するに似たり。すなわち干渉主義と自治主義との異称と知るべし。なお通俗にこれを言えば政府と人民との関係にして、個人主義とはすな....
人造人間事件」より 著者:海野十三
事の突飛な思いつきを訊いてギクリとした。さすがは歴代検事のうちで、バケモノという異称を奉られ、人間ばなれのした智能を持った主と畏敬せられている彼だけあって、その....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
児島三郎高徳 児島備後守高徳 児島三郎入道|志純 三宅三郎高徳 みな異称同人なのである。これでみても、この一土豪は、当時、そう強大な地位にあった著名....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
り切っている名称が、次々取替えられて来ているようである。即ち単語そのものにも特に異称を招きやすいものと、そうでないものとがあるのではないか。もししかりとすれば、....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
ずしもたった一つの事由から、始まったものと断定することは出来ない。殊に幾つとない異称が周囲の地に行われ、どれかその中の一つを採用しようという場合には、暗々裡にそ....