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疵瑕
「疵瑕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
疵瑕の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
が抜けておる。が、同じ時代の他の作家の作と比べて決して見劣りしなかったが、己れの
疵瑕を感ずるに余りに鋭敏な作者は、丁度神経過敏家が卯の毛で突いたほどの負傷でも血....
「文芸と道徳」より 著者:夏目漱石
通の人間をただありのままの姿に描《えが》くのであるから、道徳に関する方面の行為も
疵瑕《しか》交出するということは免《まぬ》かれない。ただこういうあさましいところ....
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
貸金の催促まで家事一切|独《ひとり》で切って廻る程あって、万事に抜目のない婦人。
疵瑕《きず》と言ッては唯《ただ》大酒飲みで、浮気で、しかも針を持つ事がキツイ嫌《....