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疾う疾う
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「私本太平記」より 著者:吉川英治
な襲せて見えまするぞ。必定、一味御謀反の沙汰、事あらわれしかと覚えられます。……
疾う疾う、お覚悟をこそ」 「孫六か」 と、内の声で、 「矢さけび、ただ事ならじ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、三万の大軍と聞きおよぶ。味方はこの小勢だ。しょせん、勝目はあらじと、怯む者は、
疾う疾うここを去って立ち退けと申せ」 直義は、すぐ立った。そして尊氏の床几布令....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ものかな。正成においても、まずはあの時申したことば以外に何も答えは持ちあわさん。
疾う疾う、立ち去って、尊氏へ申されよ。好意は謝すが、正成のいまは、すこぶる本懐、....