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疾疫
「疾疫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
疾疫の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
い、諸将皆|懼る。燕王に説いて曰く、軍深く入りたり、暑雨連綿として、淮土湿蒸に、
疾疫漸く冒さんとす。小河の東は、平野にして牛羊多く、二|麦まさに熟せんとす。河を....
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
思量すべからず。之を以て、天子念ずれば、兵革、災難、国裡に入らず。庶人念ずれば、
疾疫、癘気、家中に入らず。惑を断ち、祥を獲ること、之に過ぎたるはなし。宜しく、天....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
か、『肘後方《ちゅうごほう》』には元旦および七日に、麻子、小豆、各十四枚を呑めば
疾疫を消すとあって、卵は抜きとされおり、梁の武帝、厳に動物食を制してより、元旦に....
「雪の宿り」より 著者:神西清
雲に化したと申します。そのとき安部殿(在貞)などの奉られた勘文では、これは飢荒、
疾疫群死、兵火起、あるいは人民流散、流血積骨の凶兆であった趣でございます。当時、....