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「病原菌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

病原菌の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
皮膚と心」より 著者:太宰治
なるよりは、どれくらいましかわからない。女学校で、生理の時間にいろいろの皮膚病の病原菌を教わり、私は全身むず痒く、その虫やバクテリヤの写真の載っている教科書のペ....
カズイスチカ」より 著者:森鴎外
ことである。体中に掻《か》きむしったような痍《きず》の絶えない男の子であるから、病原菌の浸入口はどこだか分からなかった。 花房は興味ある casus《カズス》....
」より 著者:海野十三
に似ているといえば、おお、あいつだ」と帆村はサッと蒼ざめた。「いま大流行の奇病の病原菌もマラリアに似ているというじゃないですか。最初はマラリアだと思ったので、マ....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
ら、よく虎列剌とか、赤痢とかいう流行病の病源地と認められる事があるので、その手の病原菌を使うと手軽でいいのだが、しかしこの種のバクテリヤは、その人間の体質や、そ....
フロレンス・ナイチンゲールの生涯」より 著者:宮本百合子
の伝記者リットン・ストレーチーは率直にいっている。パストゥールとリスターによって病原菌が発見され、世界人類の病と死とは飛躍的に克服されるようになったが、彼女は「....
民族の血管」より 著者:中井正一
て、一つ一つ大切な一部署である。 しかもこの毛細管の先端こそが、あらゆる内外の病原菌に対決する最重要部であることを自覚さるべきである。ちょうど血液のように、そ....
人工心臓」より 著者:小酒井不木
後に心臓が犯されて死ぬに過ぎませんから、医学者たるものは須らく、ペストやコレラの病原菌|穿鑿に力をそそぐよりも心臓を鉄の如く強くすること、否、一歩進んで鋼鉄製の....