瘡痕[語句情報] »
瘡痕
「瘡痕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
瘡痕の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
》く喜こびよりは、相手の恋を自由の野に放ってやった時の男らしい気分で、わが失恋の
瘡痕《きずあと》を淋《さみ》しく見つめている方が、どのくらい良心に対して満足が多....
「デパートの絞刑吏」より 著者:大阪圭吉
た顔面は、凝結した赤黒い血痕に依って物凄く色彩られていた。頸部には荒々しい絞殺の
瘡痕が見え、土色に変色した局部の皮膚は所々破れて少量の出血がタオル地の寝巻の襟に....