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「発刊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

発刊の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
羅生門の後に」より 著者:芥川竜之介
ある。 次いで、四代目の「新思潮」が久米、松岡、菊池、成瀬、自分の五人の手で、発刊された。そうして、その初号に載った「鼻」を、夏目先生に、手紙で褒めて頂いた。....
無名作家の日記」より 著者:菊池寛
、僕たちは、君が京都で独りぼっちでいることに対し大いに同情をしている。『×××』発刊の時にも、君をぜひ同人に入れなければならないのだが、君が東京におらぬため、つ....
後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
般の人生問題を論究せざるにあらず、これけだし余の親友京都便利堂主人がしいてこれを発刊せしゆえなるべし、読者の寛容を待つ。 明治三十年六月二十日 東京青山に....
獄中消息」より 著者:大杉栄
紙見た。ちょうど四カ月目に懐かしい筆跡に接したので非常に嬉しかった。今日は雑誌の発刊についてというので臨時発信の許可を得た。よってこの返信を書く。 『家庭雑誌』....
読書子に寄す」より 著者:岩波茂雄
読書子に寄す ――岩波文庫発刊に際して―― 岩波茂雄 真理は万人によって求められることを自ら欲し、芸術は....
豊島与志雄氏の事」より 著者:芥川竜之介
羽織か何か著て、髪を油で光らせて、甚大家らしい風格を備えていた。それから新思潮が発刊して一年たった年の秋、どこかで皆が集まって、飯を食った時にも会ったと云う記憶....
探偵物語の処女作」より 著者:黒岩涙香
を世人の誤ら無いように為るには、実際に必要だと思って居りました。殊に其頃の新聞に発刊停止が頻々と下って随分裁判の不公平が有りましたから、其れを一つ当て擦って、裁....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
たくないのである。それでよい。ことさらに求めた中庸をわたくしは嫌う。 この書の発刊に至るまでには野田さんをはじめ、編輯員の川上洋典、緒方秀雄両君のたびたびの往....
少年の食物」より 著者:木村荘八
れられぬことである。 私は毎号出る度毎に『少年世界』と、たしか『少年』もその頃発刊されたと思う、それと、小波さんの『世界お伽噺』と、両国に片桐と云う気持のいい....
斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
の一節となった。 上田博士が帰朝してから大学は俄に純文学を振って『帝国文学』を発刊したり近松研究会を創めたりした。緑雨は竹馬の友の万年博士を初め若い文学士や学....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
の妙を確認したは忍月|居士の批評が与かって大に力があった。 続いて『都之花』の発刊と共に『めぐりあい』が五号に渉って連載された。『あいびき』に由てツルゲーネフ....
画工と幽霊」より 著者:岡本綺堂
千八百八十四年、英国|倫敦発刊の某雑誌に「最も奇なる、実に驚くべき怪談」と題して、頗る小説的の一種の妖怪談....
「日本民族」とは何ぞや」より 著者:喜田貞吉
以て史家当然の責務の一つたることを自認するものである。余輩が微力を顧みず、本誌を発刊するに至った理由の一つの実にここにあることは、発刊趣意書によって、既に読者諸....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
劇研究のために欧米旅行の途にのぼる。 ○一月、演芸画報社より『演芸画報』第一号を発刊。 ○一月二十日、角藤定憲、大阪に死す、四十一歳。壮士芝居の開祖なり。 ○二....
「特殊部落研究号」発行の辞」より 著者:喜田貞吉
「特殊部落研究号」は何が為に発刊せらるるか。余輩がさきに同好諸氏に向って、我が特殊民に関する報告を求むべく送....