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発条仕掛
「発条仕掛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
発条仕掛の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「火薬船」より 著者:海野十三
んに、警部モロのゆびさきに咬みついたのである。 モロは、面色土のごとくになり、
発条仕掛の人形のように、突立ちあがり、椅子をたおした。彼の左手が、ぶるぶる震える....
「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」より 著者:海野十三
血がかッとのぼってきた。 「――素晴らしい着想だわ」 夫人は床をコンと蹴ると、
発条仕掛の人形のように、石油箱から飛びあがった。そして傍に脱ぎすててあった手術着....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
をさるるであろう。蓑の白い袖が時として、垂れて錦帳をこぼれなどする。 不思議な
発条仕掛があるのではないか、と言う。 実や、文化よりして、慶応の頃まで生存した....