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発泡
「発泡〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
発泡の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
て、へやにかえってさっそくにしたことは、首にひとつ、背中にひとつ、大きなスペイン
発泡膏をはることでした。これでからだのなかの気ちがいじみた毒気を吸いとろうという....
「博物誌」より 著者:岸田国士
なかの液体をブリュネットの腰のあたりに筆で一面に塗りつける。 「こいつはちょっと
発泡膏みたいな働きをするんです」と彼は言う。「正確な調合は知りません。パリから来....
「決闘」より 著者:神西清
まあ溶け出すんだね。」 「癒るかね。」 「癒る、手遅れでさえなければ。冷灌水浴、
発泡膏。……それから何か内服薬と。」 「ふむ。……これでもう僕の現状がわかってく....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
ほぼ同量の血を絞りとる。法皇の頭を剃ってユーカリの油に芥子とアラビヤゴムを混ぜた
発泡膏を貼り、馬銭子(マチン)の種と曼陀羅(チョウセンアサガオ)の葉を煮だした熱....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
に芫菁のいる木の下に休んでも、すっかり負ける人もある」とおっしゃいました。芫菁は
発泡に使うのです。その書生さんは山本|鼎さんのお父さんで、修業中に手伝いをしてい....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:ヴェーゲラーフランツ・ゲルハルト
いが、しかし君とならば最も悦んで話せる。 フェーリングは数カ月前から僕の両腕に
発泡膏を貼っている。……この療法は僕には実に不愉快だ。痛いことは問題にしないとし....