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発色
「発色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
発色の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「職工と微笑」より 著者:松永延造
っていましてね、或る時、二人して同一の林檎を写生したのです。すると、師匠の方のは
発色が鮮かで、本統の果実のように出来たのに、弟子の方のは色を余り重ねたので、濁っ....
「素人製陶本窯を築くべからず」より 著者:北大路魯山人
か。 翁は志野の釉が意のごとくゆかない、志野の火色が出ない、黄瀬戸が思うように
発色しない。これが成功を見るまでに進めることは一代や二代の研究でゆくものではない....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
貞もここに果つるなら、それも本望。何を恐れようや」 義貞は激してきた。彼らしい
発色が酒気をまぜて、耳の根を染め、同時に正成もややことばを強めていた。 「いや総....