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「発語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

発語の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
言葉の不思議」より 著者:寺田寅彦
コレラや gall や yellow なども縁があるそうである。イカリのイが単に発語だと仮定するとこれがやはり似通って来るからおもしろい。ギリシアのカレポス、オ....
魔都」より 著者:久生十蘭
と叫ぶつもりはなかったのだろう。要するにやむにやまれぬ憤激が、こんな言葉になって発語されたものと思われる。 果して二人の兇漢は待ってなどいなかった。ひた走りに....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
昔それをサナカズラといったとある。そしてその語原は滑《ナメ》りカズラの意で、サは発語、ナは滑りであるといわれ、このサナカズラが音転してサネカズラとなったとのこと....
手長と足長」より 著者:喜田貞吉
堅磐にいかし御世に幸はひ給ひ」などともある。この「手長」を賀茂真淵翁は、「手」は発語で単に長い意味だと云い、本居宣長翁は「足長」の義だと説かれたが、自分はやはり....
ウスナの家」より 著者:マクラウドフィオナ
みるひと》のむなしい智慧であったのであろう。 デュアック その空しい智慧は神々の発語《みことば》でございました。夢想家《ゆめみるひと》も詩人も予言者も、みな神々....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
進む我が心 右の歌を謡うにはその始めに総て「ア、ラ、ラー、ラ、ラ、モ」という発語を用い、その終りには「ラ、ラ、モラ、ラ、ラ、モ」という語尾を付けて勢いよく謡....
日本歴史の研究に於ける科学的態度」より 著者:津田左右吉
いうように説かれていることである。「惟神」は一つの語ではなく、「惟」は意義のない発語であり、「神」は「我が子しらさむとことよさしき」の語の主格となっているもので....