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登庸
「登庸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
登庸の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
にかけては廉直というのであるから申し分がない。州の太守も彼を認めて、将来は大いに
登庸しようとも思っていた。 その頃、成徳軍の帥に王武俊という大将があった。功を....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
上のものも下のものも皆強い衝動を受けた。その衝動が非常な任撰を行なわせた。人材を
登庸しなければだめだということを教えたのも、またその刺激だ。従来親子共に役に就い....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
将軍の代となってから、仏国公使ロセスの建言を用い、新内閣の組織を改め、大いに人材
登庸の道を開き、商工業に関する諸税を課することから鉱山を開き運輸を盛んにすること....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
その策源地であった。 卒に見れば、枳園が阿部家の古巣に帰るのは易く、新に幕府に
登庸せられるのは難いようである。しかし実況にはこれに反するものがあった。枳園は既....
「棚田裁判長の怪死」より 著者:橘外男
大学の独法を出て、司法官試験にも合格して、大阪で試補をしていること、やがて本官に
登庸されて、今では判事として、大阪地方裁判所に勤めていることなぞも承知していまし....
「社大党はファッショ化したか?」より 著者:戸坂潤
運動、新生活運動、産業協力運動、不当利潤制限、軍事扶助の徹底、独善主義打破、人材
登庸徹底、建設的言論の尊重、を含んでいる。 之はプログラムである。実際に実施し....