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「登記所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

登記所の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
女百貨店」より 著者:吉行エイスケ
しょう。値違い八千円をもってお取引いたすことにしまして、私が代理人としてこれから登記所へまいります。」 ミサコは二人を送りだすと、暈《めまい》を感じたが、その....
自叙伝」より 著者:大杉栄
時呼集の訴えるようなラッパの声で目がさめた。学校の教室と塀一つで隔てて隣り合った登記所が燃えていた。 三年生はすぐポンプを出して消防に当った。 二年生はあち....
ワーニカとターニャ」より 著者:宮本百合子
々の親たちは無自覚だ! とうなった。今度はワーニカがだまってる。 ――私、戸籍登記所《ザグス》で改名する! ワーニカは、マトリョーナの赤い頬っぺたと、そこへ....
酒ぎらい」より 著者:太宰治
も充分に注意した筈である。折返し長いお手紙を、いただいた。それで、わかった。裏の登記所のお坊ちゃんなのである。固苦しく言えば、青森県区裁判所金木町登記所々長の長....
凍雲」より 著者:矢田津世子
浦の家の山なあ、みんな買い取ったって、役場の時さんが言ってたよ」 「そうでねえ。登記所の鈴木さんな、ゆうべ髪刈りにきて言ってたが、裏山の方半分だとよ。それも買っ....
父の葬式」より 著者:葛西善蔵
」 いつまでも尽きないおやじの話で、私たちは遅くまで酒を飲んだ。明日はこの村の登記所へ私たちはちょっとした用事があった。私たちの村はもう一つ先きの駅なのだが、....