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白人種
「白人種〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
白人種の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
明も要りますまいが、遠い、遠い昔入りこんだ蒙古人の血が、ぼつりと、数万年後のいま
白人種にでるのをいうのです。彼らは、蒙古人のするとおりの真似をする。胡坐《あぐら....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
明に大きな相異を来たしている。日本民族の主体は、もちろん北種である。科学的能力は
白人種の最優秀者に優るとも劣らないのみならず、皇祖皇宗によって簡明に力強く宣明せ....
「斗南先生」より 著者:中島敦
し大和民族の天職は殆ど之より始まらんか。」思うに「二十世紀の最大問題はそれ殆ど黄
白人種の衝突か。」而《しこう》して、「我に後来白人を東亜より駆逐せんの絶大理想あ....
「光と風と夢」より 著者:中島敦
フランス》の文学、独逸《ドイツ》の文学、せいぜい広い所で、欧米、乃至《ないし》、
白人種の文学。彼等はそういう縄張を設け、自己の嗜好《しこう》を神聖なる規則の如き....
「地球要塞」より 著者:海野十三
った。 おそるべきX大使の魔力よ。 怪声《かいせい》張《は》るX大使――
白人種結社から派遣されたスパイ? 「あれは正当防衛だ。あなたから、恨まれる筋はな....
「C先生への手紙」より 著者:宮本百合子
りの生活を営んで居るのでございます。 此頃は殆ど毎日のように問題となって居る黒
白人種の争闘は、心を苦しめます。今度の大戦で、欧州に出征した黒人は、楽しんで還っ....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
うに、うんと、こらしめてやらねばならん。」 「さあ、その元気でやりましょう。私も
白人種の威厳のために戦っているんですよ。」 フーラー博士は、少将のために、盃《....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
なかなか解けない。時来らば今|一と戦争しようという意気込は十分見えている。けだし
白人種の異人種を征服するは征服されるものから見れば領土の簒奪であるが、
白人種の立....
「西航日録」より 著者:井上円了
汽車の上等室に「Europeans only」の掛け札あるを見る。毎度ながら、
白人種の無法なる制裁には驚かざるを得ず。これを見てインド人の憤慨せざるも、たとい....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
ンはシドニーより四、五十年の後に開市せるものにして、今より七十三年以前には一人の
白人種を見ざりし地なりという。しかるに僅々六、七十年間にして今日の隆盛をきたせる....
「上海」より 著者:横光利一
は、白人が生活するに適当でなくて、中国人が適しているという生理的条件です。これは
白人種の一番恐るべき条件ですが、しかし、それもこの頃では、文化的な設備如何によっ....