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「白川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

白川の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
放送された遺言」より 著者:海野十三
長波の無線電話放送をやっていた男」が昨夜ついに逓信局の手に逮捕せられたことと、「白川飛行学校の夜間飛行挙行の一機が民家に墜落して、屋根を破ったのみか天井裏でラジ....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
十五日の東京空襲では秩父宮、三笠宮、閑院宮、東伏見宮、伏見宮、山階宮、梨本宮、北白川宮の各宮邸、東久邇宮鳥居坂御殿、李鍵公御殿などが災厄を受け、 公共施設では....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
、今年天正の十八年まで六年の間に、大小三十余戦、蘆名、佐竹、相馬、岩城、二階堂、白川、畠山、大内、此等を向うに廻して逐《お》いつ返しつして、次第次第に斬勝《きり....
水の女」より 著者:折口信夫
ようなことが、この語についても、遠い後代まで行われたらしい。「烏羽玉のわが黒髪は白川の、みつはくむの水を汲む為事が、はっきり詠まれていたであろう。とにかく、老年....
飛騨の顔」より 著者:坂口安吾
ツヤがあって、一ツの顔ができ上っているのです。 ところが大家族制で有名なヒダの白川郷の写真を見ると、そこのジイサン連の顔が似たようなコブコブと谷間が集ってでき....
稚子法師」より 著者:国枝史郎
口から自然に遠ざかり遂には全く忘られて了った。斯うして幾年か経過した、その時京都白川の里で尊い聖僧が衆人の前で生ながら土中に埋もれて入定したと云う噂が諸国の人々....
剣侠」より 著者:国枝史郎
や風呂などを作り、祭葬冠婚の場合には、その中での宗家へ集まり、酒を飲み飯を食う。白川郷など今もそうである。 で、嘉門家もそれなのであるが、いかにも結構が雄大な....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
感じさせる。飛騨の農家は屋根の傾斜が甚しく緩やかである。これは大家族主義で有名な白川郷の農家の屋根が急傾斜なのとアベコベで、白川郷の屋根だと屋根裏部屋が前後にし....
水垢を凝視す」より 著者:佐藤垢石
、一週間が最も大切な時と思わねばならぬ。 出水があって、川底の石を洗った跡を『白川』と呼ぶ。『白川』では、鮎が釣れないのを普通とするが例外もある。 大きな岩....
松園女史の思い出」より 著者:金子薫園
気持になって、蓮月尼の事を話しかけた。「蓮月尼の『岡崎の里のねざめにきこゆなり北白川の山ほととぎす』が私は好きで、その起き臥した跡を尋ねたいと思いながら、今度は....
女強盗」より 著者:菊池寛
一 隆房大納言が、検非違使(警視庁と裁判所をかねたもの)の別当(長官)であった時の話である。白川のある家に、強盗が入った。その家の家人に、一人の勇壮な若者がいて、身支度をし....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
(〃) 鶉鳴く真野の入江の浜風に尾花なみよる秋の夕暮れ (〃)白川の春の梢を見渡せば松こそ花のたえまなりけれ (詞花) 掃く人もなき....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
とうでないかと思う。植民地にしても、日本である限りはだよ。」 「台湾は。」 「北白川の宮様を合祀してあります。」 「なるほど。」 ひっそりとした四辺であった。....
放免考」より 著者:喜田貞吉
らぬ人だにも、人には訪れを乞ふ事にて候。申さんや御房は貴き人にておはします上、京白川に知人多くぞおはすらん。解廻らして国の土産、道の粮物にも所望し給へかし、たゞ....
春泥」より 著者:久保田万太郎
、人数からいって旗挙のときの三四倍になっていたばかりでなく、筑紫だの、志摩だの、白川だのという一流どこの巧い役者、綺麗な役者、達者なしっかりした役者が由良をたす....