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百折不撓
「百折不撓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
百折不撓の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二重心臓」より 著者:夢野久作
ました。元来轟君は金持に似合わない精悍な、腕力と自信の持主で、株式界にいた頃でも
百折不撓の評判男だったそうです。劇界に転じても商売柄、各種の暴力団等に脅やかされ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
容に於て、実際恐れ入った、我々の考えている以上の周密と、思っている以上の大胆と、
百折不撓《ひゃくせつふとう》の決心を持っておられるには驚いた。日本はじまって以来....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
であろうと思われる。
この頃欧米の宣教師は、耶蘇教をチベット人に伝えようとして
百折不撓の精神をもって、熱心に布教に従事して居られるのは実に感服の至りであるけれ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
間に生長せる人民は、その心またおのずから勇猛の気風を帯ぶるに至るべし。かの米人の
百折不撓、耐忍不抜の精神は、全くこの感化によらざるはなし。かつ、この不撓不抜の精....