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百眼
「百眼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
百眼の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ヰタ・セクスアリス」より 著者:森鴎外
踊りに行く。中には男で女装したのもある。女で男装したのもある。頭巾を着ないものは
百眼《ひゃくまなこ》というものを掛けている。西洋でする Carneval は一月....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ある敵将にあらずんば、宋を亡ぼし得ずと知ったところ、元将|伯顔《バヤン》の名が、
百眼と同音で、宋を亡ぼしたとある。これは確か『輟耕録』にも見えいた。ここをユール....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
寸紙入の中にもお丸薬か散薬でも這入っていますが、此の志丈の紙入の中には手品の種や
百眼などが入れてある位なものでございます。さて此の医者の知己で、根津の清水谷に田....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
居ります。其の頃は今と違いまして花見の風俗は随分|下卑たもので、鼻先の円くなった
百眼を掛け、一升樽を提げて双肌脱ぎの若い衆も多く、長屋中総出の花見連、就中裏店の....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
んだ。帰れ帰れ早く」 次のお銚子をニッコリ圓太に命じながら、その笑顔をすぐまた
百眼《ひゃくまなこ》のよう、不機嫌千万なものに圓朝のほうへ戻して、 「オイ、おし....
「我が円朝研究」より 著者:正岡容
入れの中にも、お丸薬や散薬でも這入っていますが、この志丈の紙入の中には手品の種や
百眼《ひゃくまなこ》などが」云々と紹介しているのは、いかにもその人柄が一目瞭然と....
「向嶋」より 著者:永井荷風
》の串団子《くしだんご》を陳《つら》ね栄螺《さざえ》の壼焼などをも鬻《ひさ》ぐ。
百眼売《ひゃくまなこうり》つけ髭《ひげ》売|蝶※《ちょうちょう》売|花簪《はなか....