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「百科辞典〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

百科辞典の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
深夜の市長」より 著者:海野十三
て長火鉢の上にかけた。それから書斎の襖を開けて、そこに積みあげてあった重い原書や百科辞典や、それから「新青年」、「ぷろふいる」、「探偵文学」、「月刊探偵」などと....
金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
と示して来た。 復一はそのバロック時代なるものを知らないので、試験所の図書室で百科辞典を調べて見た。それは欧洲文芸復興期の人性主義が自然性からだんだん剥離して....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
にとっては殆んど全く常識的なことだ。 最近ソヴェート連邦コム・アカデミーで文芸百科辞典のための執筆が行なわれているそうだが、その草稿を中心とした討論が二三項邦....
読書法」より 著者:戸坂潤
社会科学の方法論』(伊藤安二氏訳・杉森孝次郎氏序・敬文堂版)だろう。これはミルの百科辞典的代表作『論理学体系』のモーラル・サイエンスに関する部分(第六巻全体)を....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
うか、とにかく妙なことになった。 それから第三に、卓子の上に置いてある灰皿だの百科辞典などが、ひとりでにするすると卓子の上を走り出すことだった。 その揚句、....
科学論」より 著者:戸坂潤
まで、殆んどそのまま保存された。フランスのアンシクロペディスト達も亦之を、その『百科辞典』(1751)そのものの基本として採用した。ディドロは云っている、「吾々....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
諸科学の相対的な非独立性を確立するためにこそ企てられる。云わばリンネ式なもしくは百科辞典的な分類では之はない(もし方法を科学の論理構造としてのみ理解すれば、その....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
わば立体的に分解し再組織しなければならぬ。それは教科書的である代りに、寧ろ云わば百科辞典的な眼を持つことを要求される。――そこで、空間の問題は、それが分科的見地....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
と考えるのは、単に出来ない相談であるばかりではなく、基本的な統一を持たぬ辞引式の百科辞典に哲学を終らせるにすぎない。諸科学ばかりではなく一切の文化の総体・総合と....
」より 著者:寺田寅彦
トメントストアは一つの公園であり民衆の散歩場である。そうして同時に博物館であり、百科辞典であり、また一種のユニヴァーシティであるのである。そうしてそれがそうであ....
氷河」より 著者:黒島伝治
恩給がほしさに、すべてを軍隊で忍耐している。そんな看護長だった。恩給のことなら百科辞典以上に知りぬいていた。 「一等卒。」 「ま、五項症に相当するとして……増....
選挙殺人事件」より 著者:坂口安吾
元祖ともある。 しかし、ああ無情の著者ビクトルユーゴーは、自殺者ではなかった。百科辞典を見ると、フランスの総理大臣までつとめた政治家であり文豪である。 「これ....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
さな動物を女中がつかまえた。 「これイタチの子ですか」 「待て、待て。動物辞典と百科辞典をもってこい。エエト、これがイタチの大人か。大人と子供は似ていないが、イ....
学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
辞書につき単語の定義、発音、綴字を授け練習を課し、 第五学年地理科において少年百科辞典、少年博物辞典の使用法を、読方科において書籍の物質的構造と少年地名人名辞....
予謀殺人」より 著者:妹尾アキ夫
た。 「いえ、あすの朝帰りますが、またすぐやってきます。話は別だが、このホテルに百科辞典があったはずだが、あれはどこにあるんです?」 「客間にございますよ。ご案....