百色眼鏡[語句情報] »
百色眼鏡
「百色眼鏡〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
百色眼鏡の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
そのようなものが、様々の不可解な出来事と一緒に、本筋と何の関係もないような姿で、
百色眼鏡のように回転し現われて来るのですが、読んだ後で気が付いてみますと、それが....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
拡大深刻化し初めた頃である。同時に人種的分裂と、物質の欠乏に悩む欧洲の地図の色が
百色眼鏡のように変化し初め、露西亜と独逸が赤くなり、又青くなり、伊太利に黒シャツ....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
れ、明治と共に老いて来た彼は明治維新の封建制度破壊以後、滔々として転変推移する、
百色眼鏡式の時勢を見てじっとしておれなくなった。このままに放任しておいたら日本は....