皆紅[語句情報] » 皆紅

「皆紅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

皆紅の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
白髪小僧」より 著者:杉山萠円
の方に並んでいる山の中に駈け入った。 この日お供をしている四十人の騎馬武者は、皆紅矢の命令《いいつけ》を守って他《た》の鳥|獣《けもの》には眼もくれずに、只赤....
八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
が近寄って来る」こう云って一人が指差した。 「船首に立たれたのが若殿らしい」 「皆紅の扇をば、手に翳してぞ立ち給うかね」 「ほんとに扇を持っておられる」 「オー....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
好かろう。 そうしたら永遠なる夕映の中に、 静かな世界が脚下に横わり、 高い所は皆紅に燃え、谷は皆静まり返って、 白銀の小川が黄金の江に流れ入るのが見えよう。 ....