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「皇大神〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

皇大神の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渦巻ける烏の群」より 著者:黒島伝治
れてある。金刀比羅宮《ことひらぐう》、男山八幡宮《おとこやまはちまんぐう》、天照皇大神宮、不動明王、妙法蓮華経、水天宮。――母は、多ければ多いほど、御利益がある....
縮図」より 著者:徳田秋声
口が三畳で、押入れに置床のある次ぎの六畳に古い箪笥があり、父は敬神家とみえて天照皇大神の幅がかかっていた。東郷大将の石版刷も壁にかかっていたが、工場通いと学校通....
石狩川」より 著者:本庄陸男
そが、今日の祝宴の正座におかれてこそもっとも相応《ふさわ》しいと考えられた。天照皇大神を中心にして、穀菽《こくしゅく》の守護神である倉稲魂神《うかのみたまのかみ....
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
ていた、通いの門弟たちは、控え所の方へ追い出されていた。 道場壇上の正面、天照皇大神宮《あまてらすこうたいじんぐう》、八幡大菩薩《はちまんだいぼさつ》――二柱....
十二支考」より 著者:南方熊楠
など多くは土器《かわらけ》と書いたが、その義も解らず。ようやく頃日《このごろ》『皇大神宮参詣順路図会』を繙《ひもと》くと、二見浦《ふたみのうら》の東|神前《みさ....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
院の廃止となった。官公吏の公的資格での神社参拝、儀式祭典参列は禁じられた。伊勢の皇大神宮その他に関する管理法制も廃止され、特別な服装と特別な教育で仕立て上げられ....
海水浴」より 著者:寺田寅彦
の帆船の船員であったそうで、アイボリー・ナッツと称する珍しい南洋産の木の実が天照皇大神の掛物のかかった床の間の置物に飾ってあった。この土地の船乗りの中には二、三....
現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
性なんですよ。ボクら、ずいぶん、いじめられましたよ。ねえ、ツルちゃん、戦争中は、皇大神宮に指圧療法、終戦後は、寝釈迦、お助けじいさん、一家ケン族みんな信仰しなき....
次郎物語」より 著者:下村湖人
ばせながら、塾生たちの姿勢を直してやった。 静坐のあとは遥拝だった。――これは皇大神宮と皇居に対する儀礼で、その当時は、極左分子や一部のキリスト教徒以外の全国....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
ゆる両部混同で何の神社でも御神体は幣帛を前に、その後ろには必ず仏像を安置し、天照皇大神は本地大日如来、八幡大明神は本地|阿弥陀如来、春日明神は本地釈迦如来という....
釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
天の神地の神、家の内には井《いど》の神《かみ》竈《かまど》の神、伊勢の国には天照皇大神宮、外宮《げぐう》には四十末社、内宮には八十末社、雨《あめ》の宮風の宮、月....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
だちに全市役所の部署に着いた。 菊子の鼻息は荒い。 「日本の最初の女性は、天照皇大神と言われる太陽じゃありませんか? 男子ばかりに政治をまかせておいたから悪い....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
た。 で、彼はなお黙って、恍惚としていたが、突然、大きな声でどなった。 「天照皇大神さまだ!」 振向いて、武蔵へ、 「ね、先生。そうでしょう」 「そうだ」 ....
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
皇殿を同じゅうしてこれを御崇敬になりました。後に天照大神は伊勢の五十鈴川上に伊勢皇大神宮として鎮座ましまし、倭大国魂神は、官幣大社|大和神社として、今も大和に鎮....