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「皇子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

皇子の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
残念。 雲巌寺は開基五百余年の古寺《ふるでら》で、境内に後嵯峨《ごさが》天皇の皇子《おうじ》仏国《ふつこく》国師《こくし》の墳墓がある。山門の前を流るる渓流は....
自叙伝」より 著者:大杉栄
ら十五までに四寸延びて五尺二寸何分かになった。 四 中学校の校長は、先年皇子傅育官長になって死んだ、三好愛吉先生だった。 僕等は先生を孔子様とあだ名し....
茶の本」より 著者:岡倉覚三
の絵でも、その配合に何か特殊の審美的理由がなければならぬ。花はそこに王位についた皇子のようにすわっている、そして客やお弟子たちは、その室に入るやまずこれに丁寧な....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
たのだ」と、彼は言った。「君もあるいは思い出すかもしれないが、それはあるインドの皇子の話だ。彼はアレキサンダー大帝に一人の美女を贈った。彼女はあかつきのように愛....
死者の書」より 著者:折口信夫
大津の宮に人となり、唐土の学芸に詣り深く、詩も、此国ではじめて作られたは、大友ノ皇子か、其とも此お方か、と申し伝えられる御方。 近江の都は離れ、飛鳥の都の再栄え....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
すまでもなけれど、さりとて全く跡方もないというのではありませぬ。つまり天津日継の皇子彦火々出見命様が、姉君の御婿君にならせられた事実を現世の人達が漏れきいて、あ....
嫉みの話」より 著者:折口信夫
のは第二位である。火と水との系統の争いは、ずいぶん長くつづいた。しかし、生まれた皇子たちには、区別がないと思うていたらしい。だんだん水の系統から、みめの出ること....
画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
尺五寸に五尺の大きさに描いたものでした。これが当時我が国に御来遊中であった英国の皇子コンノート殿下のお目に止まり、お買上げの栄に浴しました。その時、京都の日の出....
花筐と岩倉村」より 著者:上村松園
るとか―― 筋は、継体天皇の御代のことで――越前の国味真野の里に居給う大跡部の皇子が、御位を継がせ給うて継体天皇となり給うについて、俄かに御上洛を遊ばされる時....
わが母を語る」より 著者:上村松園
静かな二階で、落ちついて絵を描けるようになりました。 〈四季美人図〉英皇子のお買上げ 私は小さい時から絵が好きで帳場のかげで絵ばかり描いていましたが....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
を退くという形になった。九条家の敵は久我源氏の土御門通親で、兼実の女宜秋門院には皇子の御誕生がないのに、通親の養女|承明門院には土御門天皇がお生れになり、通親の....
眠い町」より 著者:小川未明
した。 「この砂がなくなったら、ふたたびこの眠い町に帰ってこい。すると、この国の皇子にしてやる。」 と、じいさんのいった言葉を思い出し、少年は、じいさんにあおう....
赤い姫と黒い皇子」より 著者:小川未明
ときのこと、隣の国から、お姫さまをお嫁にほしいといってきました。お姫さまは、その皇子をまだごらんにならなかったばかりでなく、その国すら、どんな国であるか、お知り....
古事記」より 著者:太安万侶
。この天皇は御年六十三歳、御陵はイザ河の坂の上にあります。 三、崇神天皇 后妃と皇子女 ――帝紀の前半と見られる部分である。―― イマキイリ彦イニヱの....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
を象徴したものであります。その像を髪に籠められて眦を決して睨み立たれた美しく若き皇子の御勇姿は、真に絵のようであったろうと拝察されます。摂津の四天王寺は、このと....