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皇帝
「皇帝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
皇帝の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
て、
「たとい今生《こんじょう》では、いかなる栄華《えいが》を極めようとも、天上
皇帝の御教《みおしえ》に悖《もと》るものは、一旦|命終《めいしゅう》の時に及んで....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
は一国の帝王が法王の寛恕を請うために、乞食の如くその膝下に伏拝した。又或る仏僧は
皇帝の愚昧なる一言を聞くと、一拶を残したまま飄然として竹林に去ってしまった。昔に....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ーはアレキサンドリア市を占領した後でそこの図書館を焼払った。彼の後継者たる代々の
皇帝はひたすらに狂気じみた享楽欲に耽溺の度を深めていった。こうして自然の研究者ら....
「みさごの鮨」より 著者:泉鏡花
のがこの女中らしい。 ところでその金屏風の絵が、極彩色の狩野の何某在銘で、玄宗
皇帝が同じ榻子に、楊貴妃ともたれ合って、笛を吹いている処だから余程可笑しい。 ....
「世界怪談名作集」より 著者:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ
。 五 神聖なるローマ大帝アウガスタス自身がラザルスを召されることになった。
皇帝の使臣たちは、婚礼の儀式へ臨むような荘厳な花聟の衣裳をラザルスに着せた。そう....
「梵雲庵漫録」より 著者:淡島寒月
えば、五月人形の内、鍾馗にしろ金時にしろ、皆勇ましく荒々しいものだが、鍾馗は玄宗
皇帝の笛を盗んだ鬼を捉えた人というし、金時は今も金時山に手玉石という大きな石が残....
「小夜啼鳥」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
みなさん、よくごぞんじのように、シナでは、
皇帝はシナ人で、またそのおそばづかえのひとたちも、シナ人です。 さて、このお話....
「阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
の者ではなかったが、ところが現在遂に手出しをしたから妙だ。まさか世間の噂のように
皇帝が登用試験をやめて秀才も挙人も不用になり、それで趙家の威風が減じ、それで彼等....
「杜子春」より 著者:芥川竜之介
金が一山出て来たのです。 大金持になった杜子春は、すぐに立派な家を買って、玄宗
皇帝にも負けない位、贅沢な暮しをし始めました。蘭陵の酒を買わせるやら、桂州の竜眼....
「風波」より 著者:井上紅梅
道士ではない。つるつるとして頭の皮の頂上に、真黒な髪の毛があるのを早くも認めた。
皇帝が崩御して、辮子がぜひとも必要で、七斤の身の上に非常な危険のある事を彼女は察....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
る事件が起った。それはデビーが欧洲大陸を旅行するという事件で、デビーはナポレオン
皇帝から特別の旅券をもらい、夫人同伴で旅行する。そしてファラデーを書記として伴う....
「中支遊記」より 著者:上村松園
枚目も女形も大将軍も一部屋にごちゃごちゃと座を持っていた。 私が写生帖をひらき
皇帝になる役者を写し始めると、ほかの者もよって来てあれこれと批評している。似てい....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
る偶像を用いざること等の数条、二者相同じきによる。しかして、ロシアの宗教はロシア
皇帝をいただき、これをして一宗総轄の権をとらしむ。なお、英国の国教宗にてその国主....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
の雄壮なるは、はるかにスイスをしのぐの勢いあり。絶頂に茶店一戸あり。また、ドイツ
皇帝登臨の記念碑あり。帰路、野花を折りて船に移る。午後六時、新月を望みたるも光気....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
満州事変前の日本に対する満蒙の如きものであった。あたかも良し同年十月二十日ドイツ
皇帝カール六世が死去したので、これに乗じ些細の口実を以て防備薄弱なりしシュレージ....