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皇弟
「皇弟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
皇弟の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
天智天皇が近江の蒲生野に遊猟(薬猟)したもうた時(天皇七年五月五日)、皇太子(大
皇弟、大海人皇子)諸王・内臣・群臣が皆従った。その時、額田王が皇太子にさしあげた....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
、列国公使会議から十六カ条の要求を含む議定書を突きつけられ、総理衙門大臣の那桐と
皇弟醇親王が、日本と独逸へ謝罪使で行ったなどといった。この三年にそんな騒ぎがあっ....
「古事記」より 著者:太安万侶
ておいでになつて、石《いそ》の上《かみ》の神宮においで遊ばされました。 ここに
皇弟ミヅハワケの命が天皇の御許《おんもと》においでになりました。天皇が臣下に言わ....
「三国志」より 著者:吉川英治
財商品を負って避難する民衆で混乱は極まっている。その中を――張譲らの馬と、新帝、
皇弟を乗せた輦は、逃げまどう老父を轢き、幼子を蹴とばして、躍るが如く、城門の郊外....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
して、国家的な、典儀の大事を、執りすませていた。 八月の十五日。 光厳上皇の
皇弟、豊仁親王は、践祚された。 “践祚”とは、天子の位にのぼる式をいい、“即位”....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
・呪禁師・沙門等の称はあるが、法師の通称はみえておらぬ。用明天皇二年、帝病あり、
皇弟皇子等豊国法師を引いて内裏に入れたとあるのが、僧侶としての法師の語の初見であ....