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皇祖
「皇祖〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
皇祖の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
をすら、神社と称して公売せんとするに至れり。もっとも如何《いかが》に思わるるは、
皇祖神武天皇を古く奉祀せる渡御前《わたるごぜん》の社をも合祀し、その跡地なる名高....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
、もちろん北種である。科学的能力は白人種の最優秀者に優るとも劣らないのみならず、
皇祖皇宗によって簡明に力強く宣明せられた建国の大理想は、民族不動の信仰として、わ....
「運命」より 著者:幸田露伴
いうべし。既にして太祖崩じて太孫の位に即きたもうや、刑官に諭したまわく、大明律は
皇祖の親しく定めさせたまえるところにして、朕に命じて細閲せしめたまえり。前代に較....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
けなくに」(巻一・七七)という御答歌で、陛下よどうぞ御心配あそばすな、わたくしも
皇祖神の命により、いつでも御名代になれますものでございますから、というので、「吾....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
ろう。 国民儀礼の代りにインターナショナルの合唱を、天皇の代りにスターリンを、
皇祖や中興の祖の代りにマルクス・レーニンをすり替えただけで、このすり替えは簡単だ....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
いこまれている現代日本の在り方や常識がナンセンスきわまるのですよ。この原始史観、
皇祖即神論はどうしても歴史の常識からも日本の常識からも実質的に取り除く必要がある....
「武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
賤みて夷と称せしものならんと。しかれども、これまたわが邦に適せざるの解なり。わが
皇祖皇宗、由来武をもって国を立て、歴朝東征西伐の結果として、この大帝国は成れり。....
「「日本民族」とは何ぞや」より 著者:喜田貞吉
に服し、ここに既に同化融合の実を挙げ給うた事実を、語り伝えたものではあるまいか。
皇祖・皇宗の御上において既に然りで、いわんや臣隷諸神の上において、さらにいわんや....
「三国志」より 著者:吉川英治
されて、早くも、長安城へ逃げ籠る。 長安は、いま廃府となっていたが、むかし漢の
皇祖が業を定めた王城の地。さすがに、要害と地の利は得ている。 「この土地の長く栄....
「三国志」より 著者:吉川英治
畏る畏る忠告した。 「せっかく蜀の民は今、仁政をよろこんでいる所ですから、漢中の
皇祖のように法は三章に約し、寛大になすってはいかがですか」 孔明は笑って教えた....
「建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
れを固めるために、朝廷において皇室の由来を語る神代の物語が作られたが、それには、
皇祖が太陽としての日の神とせられ、天上にあるものとせられたのであるから、皇孫がこ....
「旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
たけれども、太古においては決してこれを忌んだものではなかったのである。恐れ多くも
皇祖|彦火火出見尊は、御自身|山幸彦として鳥獣の狩猟に従事遊ばされたのであった。....