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皮膚科
「皮膚科〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
皮膚科の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「皮膚と心」より 著者:太宰治
を休んで、新聞の広告しらべて、私もせんに一、二度、名だけは聞いたことのある有名な
皮膚科専門のお医者に見てもらうことにきめて、私は、よそ行きの着物に着換えながら、....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
はじまり。今では解剖、生理に病理。医化学、細菌、薬物そのほか。外科じゃ内科じゃ、
皮膚科じゃ、耳鼻科じゃ。眼科、整形、婦人や小児と。隅から隅まで手に品かえて。水も....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
はインフレーションのもとにおいて一家の生活を支えかねる。そのために最近九州大学の
皮膚科の権威である一人の博士が大学を辞職した。それより僅か前に東大の工学部のある....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
歓声があがります。いろいろと面白い。
三十日は、多賀ちゃんの眼の医者へ行って、
皮膚科の人に紹介されて、それから信濃町へおりて外苑をずっと歩いて墓参いたしました....
「日記」より 著者:宮本百合子
か分らない感謝に満ちて来る。母上もよろこび父上も感服して被居しゃった。 夕餐は
皮膚科の医者と一緒に自笑軒でなさった。S家系統の人にはどうしても Flank に....
「リラの手紙」より 著者:豊田三郎
贏得た位なので、そんな処で出会ったのは全く意外だったが、それからも久能は度々その
皮膚科の待合室で彼と顔を合せた。学生時代には余り親しんでもいなかったが、菊崎は前....
「長崎の鐘」より 著者:永井隆
上野君にあう。この男はなかなか勇敢だ。この間の空襲で、婦人科から発火した時は隣の
皮膚科の屋上に独りいて、監視の重任を果たしたのだった。私らが婦人科の炎にバケツを....