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盛運
「盛運〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
盛運の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「「手首」の問題」より 著者:寺田寅彦
気がする。ともかくもこれにもやはり手首の問題が関係していると言ってもよい。これは
盛運の上げ潮に乗った緊張の過ぎた結果であったと思われる。深くかんがみるべきである....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
に遠慮なく受けつぐことができたし、自ら足を棒にして、新しい顧客を開拓した。商売は
盛運におもむいて、店を立派に新築し、地つづきの裏店を買いとって、離れと、大きな土....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
のがあった。 もっとも受身の喜兵衛の方には特に含むべきイワレはないのだが、人の
盛運は健康の中にあると云われるように、たしかに当主が病弱だった鍵タは日とともに衰....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
って、これはもう知らぬ人もありませんが、かの盛大な明電舎も、当主の母君の力でかの
盛運を開かれたものであると聞きます。また味の素の鈴木氏の今日の隆盛の源にも、当主....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
があったと思う。 この写真からみると、これを現に犯罪に関係ありと見たてる。現に
盛運の相ではない。雑誌がとりあげる人物だから、ナニガシの人物らしいが、易者が顔を....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
に至りてその盛を極《きわ》む。俳句界二百年間元禄と天明とを最盛の時期とす。元禄の
盛運は芭蕉を中心として成りしもの、蕪村の天明におけるは芭蕉の元禄におけるがごとく....
「三国志」より 著者:吉川英治
の心、ために変ずるの憂いがないとはいえません。天ゆるし、地もすすめる時は、隆々の
盛運に乗って、君ご自身、さらに雲階を昇って栄位に進み、歓びを、帷幕や三軍の将士に....