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目が光る
「目が光る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
目が光るの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
た。 そのうちに、そこへ絶えず集まる者には、たとえばぼくらなどにも、時々警察の
目が光るようになって来たんだ。それがなぜだかわからなかったんだ。しかし、若い者は....
「海異記」より 著者:泉鏡花
ぐると廻っただがな、大のしに颯とのして、一浪で遠くまで持って行った、どこかで魚の
目が光るようによ。 おらが肩も軽くなって、船はすらすらと辷り出した。胴の間じゃ....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
になっているかけげえのねえものが、ござんしょう?」
「うむ」
キラリと、老臣の
目が光る。
「それについて、是非とも、御隠居さまに――御隠居さまに、闇が来たと、....
「茸の舞姫」より 著者:泉鏡花
、蜘蛛も光れば蛇も光る。」 と物語る。君がいわゆる実家の話柄とて、喋舌る杢若の
目が光る。と、黒痘痕の眼も輝き、天狗、般若、白狐の、六箇の眼玉も赫となる。 「ま....
「縷紅新草」より 著者:泉鏡花
肌のしろさも浅ましや、 白い絹地の赤蜻蛉。 雪にもみじとあざむけど、 世間稲妻、
目が光る。 あれあれ見たか、 あれ見たか。 「おじさん――その提灯…....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
癖、髪の色は黒い、ざらざらと捌いたおさげらしい。そのぶら下った毛の中に、両方の、
目が光る。……ああ、あとびっしゃりをする。……そうでないと、目が背中へつくわけが....