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「目の毒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

目の毒の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
「ふふん。とんだお富士教だ。おいらの目玉の光っているのを知らねえかい。おまえにゃ目の毒だが、しかたがねえや。ついてきな」 とっさになにごとか看破したとみえて、....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
「よしッ。おれがそのからくりをあばいてやらあ。さ、伝六ッ。ちっとまたおめえには目の毒になることを見せなきゃならなくなったから、しっかりと了見のひもを締めておき....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
のです。 「さ、伝六、これから英雄閑日月というやつだ。きさまにも今夜ちっとばかり目の毒になることを見せてやるから、今のうちにゆっくりと昼寝でもしておきなよ」 ....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
、待ったり。懐中にでもゆすりの種のかよわせ文《ぶみ》があるだろう。地獄へ行くには目の毒だ。功徳のためにいただこうよ」 果然、ふところ深くに忍ばせていたのをすば....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
どうしたというんですかい」 「黙ってろ。まだはめをはずすには早いんだ。おまえには目の毒、おれには虫の毒、こういう色っぽい詮議をすると、二、三日おまんまがまずいか....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
いがねえや。だから、おれゃべっぴんというやつが気に食わねえよ」 「え……?」 「目の毒になるだけで、人を迷わすばかりだから、べっぴんというやつあ気に入らねえとい....
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
な! 脛《はぎ》が出らあな! 白いもの、赤いもの、ちらちらするなあ、おれ達にゃあ目の毒だ」 「ふ、ふ、ふ、ふ」 と、婆さん、疎らな歯を、剥き出して笑って、 「....
金銭無情」より 著者:坂口安吾
は無言、懐口のズッシリふくらんだ財布から五千円つかみだして、握らせる。 「アレ、目の毒だわよ、マスター。アタクシも忠義したいのよ、イケマセンカ」 「いづれ何か頼....
新学期行進曲」より 著者:海野十三
い。 蝦原 喰べたいよ喰べたいよ、口の中にツバがたまってきたよ。ああたまんない、目の毒だ。目をつぶっちゃおう。Aの二乗、マイナス、Bの二乗はえーーと、えーと、A....