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目地
「目地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
目地の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「レンズとフィルム」より 著者:中井正一
失われてしまった。それに気がついたものは人間の心だけである。心の不安に堪えずして
目地を検《しら》べ、床を叩き、よろめきながら地下室に踏み込む。彼女は寒さに身を凍....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
まで万年青の葉を洗って日をくらす。なかんずく、錦明宝《きんめいほう》という剣葉畝
目地白覆輪《けんばうねめじしろふくりん》の万年青をなめずらんばかりに大切にし、ど....
「火の玉を見たこと」より 著者:牧野富太郎
と前後した頃であったと思う。やはり、暗い闇の夜に高知から郷里に向かっての帰途、岩
目地《いわめじ》というところの低い岡の南側を通るように道がついている。この岡のと....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
夜遊びということは、多くの村できく話でありました。例えば埼玉県の野島の浄山寺の片
目地蔵などは、あまりよく出て行かれるので、住職が心配して、背中に釘を打って鎖でつ....