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「目次〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
目次の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「路上」より 著者:芥川竜之介
l'art pour l'art と、細い朱文字《しゅもじ》で入れた銘があった。
目次を見ると、藤沢の「鳶色《とびいろ》の薔薇《ばら》」と云う抒情詩的の戯曲を筆頭....
「たね子の憂鬱」より 著者:芥川竜之介
たね子は細い膝の上にそれ等の本を開いたまま、どう云う小説を読む時よりも一生懸命に
目次を辿《たど》って行った。
「木綿及び麻織物|洗濯《せんたく》。ハンケチ、前掛....
「星座」より 著者:有島武郎
Heart《ハート》)という条《くだ》りだった。星野さんがこの書物を始める時、
目次によって内容をあらかた話してくれた時、この章に書いてあるのは、アイルランドの....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
目次 序1 ※9 最低度の自然民には宇宙成立に関する伝説がない/原始物質は通例宇....
「春の潮」より 著者:伊藤左千夫
出しもできなくなったから、少し小言が長引いたまでだ。いや薊さん、どうもあなたに面
目次第もない」 「土屋さんあなたは、よく理屈を言う人だから、薊も今夜は少し理屈を....
「赤外線男」より 著者:海野十三
山理学士を呼び出した。 「昨夜、貴方の襲撃された模様をお話し下さい」 「どうも面
目次第もないことですが」と学士はまず頭を掻いて「何時頃だったか存じませぬが、研究....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
目次 第一章 人情の碗 茶は日常生活の俗事の中に美を崇拝する一種の審美的宗教す....
「獄中記」より 著者:大杉栄
たのだ。 「僕のは新聞のことなんだが、君こそどうして来たんだ。」 「いや、実に面
目次第もない。君はいよいよ本物になったのだろうけど。」 その男は自分の罪名を聞....
「くろがね天狗」より 著者:海野十三
」 虎松は一旦あげた面を、へへッとまた畳とすれすれに下げた。 「まことに以て面
目次第も御座りませぬが、高松半之丞様御行方のところは、只今もって相分りませぬよう....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
いの。」 実は外套を預けた時、札を貰わなかったのを、うっかりと下足札。ああ、面
目次第もない。 騎士が悟って、おかしがって、笑う事笑う事、上身をほとんど旋廻し....
「沼夫人」より 著者:泉鏡花
をさせるでもなかろう。で、一向|無頓着に、 「何だい、いつかの一件とは?」 「面
目次第も無い件さ。三年|前だ、やっぱりこの土地で、鉄道往生をし損なった、その時な....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
目次 解説 第一章 幽明の交通とその目途 第二章 健全な生活 第三章 幽明間の交....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
う札を掲げた書棚の前に足を休め、緑いろの表紙をした一冊の本へ目を通した。この本は
目次の第何章かに「恐しい四つの敵、――疑惑、恐怖、驕慢、官能的欲望」と云う言葉を....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
なることと信じ、ここに狐狗狸の原因事情を論明して、『妖怪玄談』第一集となす。その
目次、左のごとし。 第一段 総論 第二段 コックリの仕方 第三段 コックリの伝来....
「鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
争しているんで、その下調べに骨が折れるといった。その頃の日本の雑誌は専門のものも
目次ぐらいは一と通り目を通していたが、鴎外と北尾氏との論争はドノ雑誌でも見なかっ....