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直接証拠
「直接証拠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
直接証拠の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
のだ。 その数日後、彼はロングウェル氏に逢った。しかし、加害者の見当についても
直接証拠のないかぎり、ここの、州刑法ではどうにもならない。ただ、クルトの死を無駄....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
に乗らなくても、つまり電車に乗ったと云う自白が嘘であっても、殺人をやらないと云う
直接証拠がなければ、電車問題は要するに枝葉末節だ。彼はこんな枝葉末節からかゝって....
「殺人鬼」より 著者:浜尾四郎
一回参照)
4
「一にも証拠、二にも証拠だ。林田の犯罪には一つも
直接証拠がないんだ。ねえ君、君は刑事がどうやつてすりを捕えるか知つているかい。た....
「殺人狂の話」より 著者:浜尾四郎
けでは何の証拠にもならず、又それが事実としてもまだ何らメネルーに嫌疑をかけるべき
直接証拠にならないので、警察では、まず、ルイズがメネルーの処にいるかどうか十分た....
「三つの痣」より 著者:小酒井不木
死体の法医学的鑑定が行われ、なお又、極めて有力な犯人容疑者が逮捕されても、所謂、
直接証拠のない場合には、その容疑者が自白しない限り、彼を罰することが出来ないので....
「墓地の殺人」より 著者:小酒井不木
証拠があったにかかわらず、青年はどうしても自白しませんでした。 そこで警察では
直接証拠を得られないものかと、ロカール氏に依頼しました。するとロカール氏はまず女....
「呪われの家」より 著者:小酒井不木
く、また短刀の出所の取調べもすべて徒労に帰し、拘留された二人を犯人と判断し得べき
直接証拠は何も出ないばかりか、二人が巣鴨へ来る以前の行動も少しもわからなかった。....
「現場の写真」より 著者:小酒井不木
であった。 が、このような、いわゆる状況証拠は重なっても、彼が犯人であるという
直接証拠はなかった。すなわち、彼の衣服に血痕がついているとか、または、主人を殺し....
「彼が殺したか」より 著者:浜尾四郎
が姦通して居たという事実、又之がもととなってあの惨劇が行われたという事実に対して
直接証拠を提供して居ませんが、所謂間接のものとしては、可なり有力だった事は疑いあ....