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直腸
「直腸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
直腸の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「変な音」より 著者:夏目漱石
「ええ」 「そうかそれでようやく分った。――いったい○○さんの病気は何だい」 「
直腸癌《ちょくちょうがん》です」 「じゃとてもむずかしいんだね」 「ええもうとう....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
マグネシウムだが、勿論内服すれば、下剤に違いない。しかし、それをモルヒネに混ぜて
直腸注射をすると、爽快な朦朧睡眠を起すのだ。また、次の沃度フォルムには、嗜眠性の....
「青草」より 著者:十一谷義三郎
見ていた。それから兄はそれをブリキ板ごと、前の井戸の中へ放りこんだ。胃袋や肝臓や
直腸が板を放れてばらばらに水の中に浮き沈みした。兄は解剖刀を洗って二三度水を切っ....
「西瓜」より 著者:岡本綺堂
緒に食いました。そうして無事に別れたのですが、その夜なかに倉沢君は下痢を起して、
直腸カタルという診断で医師の治療を受けていたのです。それで一旦はよほど快方にむか....
「稀有の犯罪」より 著者:小酒井不木
かしら」 こういって、仙波は何となくあわてた様子をして、十二指腸、小腸、大腸、
直腸を切り開き、次で、その内容を調べて見ましたがダイヤモンドは姿を見せませんでし....
「ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
したり、乗馬の手入れをしたりしていた。その姿が懐かしく尊く思い出される。 父は
直腸ガンで五十九歳のとき世を去った。 母はほとんどとしごのように続けて五人の子....