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直観主義
「直観主義〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
直観主義の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
な角度から試みられているものはない。例えばシジウィクは倫理学の方法をエゴイズムと
直観主義と功利説とに分類しているし(The Methods of Ethics)....
「科学論」より 著者:戸坂潤
はカントルの集合論であったが、今日ではこの二つの規定の対立が、直観の連続に訴える
直観主義(ブローエル)と公理体系のメカニズムに訴える形式主義(ヒルベルト)とにな....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
やクテュラの手を通って、ヒルベルトの公理主義困難を解こうと試みる。だがその結果、
直観主義は、形式論理の法則を悉くは承認出来なくなる、排中律の如きは破棄されねばな....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
に対立したのだということに間違いはない。だがリードは決して大陸のラショナリストが
直観主義者であった(例えばデカルト)ような意味で、反経験論的な直覚主義者であった....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
間である。それはもはや直観空間と同じ意味での直観性を有つことが出来ない。数学上の
直観主義(Intuitionismus)――今日之はブラーエル等によって代表され....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
越え得ないという性質を有っている印象批評は、丁度普通の認識過程に就いての経験論や
直観主義のようなものであって、それが本格的な評論の仕方を代表するものであるといわ....
「辞典」より 著者:戸坂潤
ド・ビラン(M. d. Biran)などは後者にぞくする。そして、また主知主義は
直観主義(Intuitionismus)に結び付いている。フッセルルやベルグソン....
「哲学入門」より 著者:三木清
の立場から捉えることを要求するのである。次にこれと関聯して、形概念の見方は単なる
直観主義であるのではない。芸術の如きにしても単なる直観からは作られないであろう。....
「学生と教養」より 著者:倉田百三
。この形の選択がわれわれの実際生活のすべてにわたってせまっているのである。これは
直観主義でも決められない。 リップスによれば、この際主観的制約を去って、客観的....
「西田先生のことども」より 著者:三木清
のに対する要求も烈しいであろう。先生の哲学は単なる非合理主義でないと同様、単なる
直観主義でもない。それは飽くまでも合理的なもの、論理的なものに対する烈しい追求で....