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相形
「相形〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
相形の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
なものです。しかしそれも薄々は知ってます」「ホホホホ面白い事ばかり……」と細君|
相形《そうごう》を崩して笑っていると、格子戸《こうしど》のベルが相変らず着けた時....
「うつり香」より 著者:近松秋江
来て待っています」 お前が、さも新吉の凄じい権幕に懼えたように、神経の硬ばった
相形に強いて微笑を見せながら、そういって私の部屋に入って来た。 「雪岡さん、君は....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
相貌、花瓶や牡丹やメロンや富士山の相貌より以上のしつこさにおいて裸体ことに裸女の
相形に興味を持っています。 その他に画家の勉強の方法として、これは西洋画に限っ....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
相貌、花瓶や牡丹やメロンや富士山の相貌より以上のしつこさにおいて裸体ことに裸女の
相形に興味を持っています。 その他に画家の勉強の方法として、これは西洋画に限っ....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
うすることによって物質・質料はその物質性を増す処ではなく、傷けられる。物質性は形
相形式によって原理を与えられるのではない、物質性自身がみずからの原理なのである。....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
のだ。
泰軒があぶない! と見て踏み出した栄三郎も、眼前に立ち現われたこの侍の
相形《そうぎょう》には、思わず愕然《ぎょっ》として呼吸を切った。
正規の火事|....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
と出す顔は、八方|睨みの大眼、一文字口怒り鼻、渦巻縮れの両鬢は不動を欺くばかりの
相形。 やあ火の玉の親分か、わけがある、打捨っておいてくれ、と力を限り払い除け....