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相思相愛
「相思相愛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
相思相愛の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「阿部定という女」より 著者:坂口安吾
が、それを恋愛とは考えていないのです。そして、自分の愛する人に自分も亦愛された、
相思相愛、つまり吉さんとの場合だけが恋であり、三十いくつで一代の恋を始めて知った....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
行った。 彼は遊里というものを知らなかった。傾城にマコトなし、などと云うのに、
相思相愛というのが解せない話で、そういうものが実在するにしても一興だが、行ってみ....
「土の中からの話」より 著者:坂口安吾
まり働くことが好きでない。そのうちに、よその後家で桜大娘という女の子と懇になり、
相思相愛で、婚礼をあげようということになったが、何がさて麿は怠け者で余分のたくわ....