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相果てる
「相果てる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
相果てるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝」より 著者:三遊亭円朝
なり、病臥して居ります、斯る次第ゆえ、此の始末を娘が聞知る時は、憂に迫り病重って
相果てるか、願の成らぬに力を落し、自害をいたすも知れざるゆえ、何卒此の事ばかりは....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
られなかった。そして、一度家の閾《しきい》を外にしたならば、何時《いつ》なんどき
相果てるかも知れないという――それが彼らの常識であり、心構えであらねばならぬのだ....
「堺事件」より 著者:森鴎外
堂の上に登って、僧侶に言った。 「坊様達、少し退いて下されい。拙者は今日切腹して
相果てる一人じゃ。我々の中間には辞世の詩歌などを作るものもあるが、さような巧者な....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
以外に、この子の末をおたのみ申すお人はない。三木落城のときは、いずれは城とともに
相果てる身、頑是ないこの一子まであの世へつれてゆくに忍びぬので、煩悩とおわらいも....